Division By Zero

ゼロで割る

ラボの過電流対策

自社のラボには多数の検証用装置がある。ラボといっても一般住居とさして変わらない構造のため、埋め込みコンセントの数も少なく(さすがにもう一系統のコンセントを工事して追加してもらったが)、テーブルタップで分岐している。主ブレーカーを落とさないように、ブレーカーのついたテーブルタップ、さらに電流計付きのものを利用している。

埋め込みコンセントの定格は15A。テーブルタップの定格も15Aなので、埋め込みコンセントが二口だとしても、タップをフルに使うことを考えると、タップ自体は一つしかつなげられない。他はふさぐか、ほとんど電流の流れないものをつないでいる。

各サーバーの消費電力はカタログに記載されている場合もあるが、CPUやHDDの数、種類によって異なり、稼働状況にも依存する。監視ツールで実際の消費電力を確認できるサーバーもある。

DELL社のPowerEdgeシリーズだと、下記のコマンドで確認できる。

# omreport chassis pwrmonitoring 

ラボにあるPowerEdge R710という装置は870Wの電源が二つ装備されている。最大で870Wをドライブできる、という意味であり、消費電力を示しているわけではない(であるが、電源の効率を考えると、870W出力時は870W以上の電力消費となるはず)。実際、先のコマンドは、ピークは3.3Aだったと教えてくれる。

Statistic              : System Peak Power
Measurement Start Time : Tue Jun  8 03:39:53 2010
Peak Time              : Mon Jul 23 01:23:46 2012
Peak Reading           : 347 W

Statistic              : System Peak Amperage
Measurement Start Time : Tue Jun  8 03:39:53 2010
Peak Time              : Mon Jul 23 01:23:42 2012
Peak Reading           : 3.3 A
<||

現在値は、2.4Aとなっている。

>||
Amperage
Location : PS 1 Current 1
Reading  : 1.0 A

Location : PS 2 Current 2
Reading  : 1.4 A

同じR710なら、3ないし4台を一つのタップに接続できることになる。あとは、感覚で「これはR710の何分の一だろうか」と考えながら、タップの電流計も気にしつつ装置を追加していっている。

とりあえず、現状を整理できたので、今日はこれで終了!